日立電線は14日、連結子会社の英ヒタチ ケーブル ヨーロッパ(HCE)が、チェコにブレーキホース製造の新工場を設立したと発表した。
同社は、HCEのウェールズ工場においてブレーキホースのアッセンブリを行ってきたが、今後、自動車部品のグローバル供給体制を強化するにあたり、同工場では製造ラインを拡張する余地がないことが課題となっていた。こうした背景から、今回、チェコに自動車部品の新工場を設立し、製造能力の拡張と欧州市場での拡販を図ることとした。
新工場は日立オートモティブシステムズのグループ会社の敷地内に設立することで、初期投資および管理コストを低減。生産開始は2013年2月を予定しており、稼動から3年後となる2016年3月期には、HCEにおけるブレーキホースの製造能力を現行の約2倍に高め、自動車部品における海外事業の強化に取り組んでいく。