ルイス・ハミルトンは2007年にデビューして以来、一貫してマクラーレンでキャリアを磨いてきたが、ここへ来てレッドブル、フェラーリ、メルセデスAMGといったトップチームへの移籍説が浮上している。
ハミルトンとマクラーレンの契約は、今シーズンの終わりに現状の契約期限を迎えるが、チーム側は契約問題を詰める時間はたっぷり残っていると語る。
マクラーレンのジョナサン・ニールは、ハミルトンの残留を望んではいるが、急いで契約を更改する必要は感じていないと語る。
「私たちがルイスの残留を望んでいて、彼もチームにとどまることを望んでいるのは何よりも確かなことだ。時間はたっぷりあるから、今すぐにこの問題に結論を出す必要もない」
バルセロナとモナコで劣勢が続いたマクラーレンだが、このことがハミルトンの判断に影響することはないとニールは予想する。
「ルイスのようなプロフェッショナルが、直近の2戦の傾向だけで最も快適なチームと決別するとは思っていない。重要なのはチームとしての長期的なパフォーマンスであって、この点ではマクラーレンは非常に有利なポジションにあるはず」
「6戦で6人の異なる優勝者という現状で、確実な優位に立ったドライバーはまだいない。コンストラクターズ選手権は現在2位で、ドライバー二人に等しく快適な機材を用意することで彼らに着実にポイントを集めてもらうというのが今の私たちの目標だ。残念ながらこれがまだ果たせていないが、今後は大丈夫だよ!」
ハミルトンのドライバーズ選手権の暫定順位は4位。今シーズンに入って優勝はまだないが、ランキングトップのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)との差は僅かに8点となっている