ゼンリンデータコムとアイ・エム・ジェイグループのシンクエージェントは、位置情報を活用したレポートサービスの第一弾として主要な商業施設・駅を対象とした定型レポートの販売を6月7日から開始した。
サービスは、ゼンリンデータコムが利用者から許諾を得て取得した位置情報を解析する基盤を開発し、個人が特定されないように統計処理を行った「混雑統計」データと、シンクエージェントの小売・流通業に対する知見を活用して開発した。
レポートサービスに必要な要件の定義や集計した位置情報の分析を元に、商業施設や駅の滞在者数や流入元などの傾向を提供する。
当初の対象施設は百貨店(新宿・銀座・池袋・台場)、駅(山の手線・中央線・東急線・京浜東北線)。
今後、小売業の自社店舗や競合店舗などの特定店舗を指定してレポートする標準オーダー型レポートや、カスタム・オーダー型レポートを追加提供する。顧客企業の個別ニーズに対応した深い分析や知見を提供していく予定。