全体相場は4日続伸。
スペインの金融不安など欧州債務問題の先行きに対する警戒感が重しとなり、朝方は売りが先行。しかし、中国の景気刺激策実施に対する期待から、中国関連株への買いが活発化。引けにかけて相場全体も持ち直した。
結局、平均株価は前日比63円93銭高の8657円08銭と続伸して終了。4日続伸は3月13~19日の5日続伸以来で、22日以来5営業日ぶりに8600円台を回復した。
ただ、商いは盛り上がらず、東証1部の売買代金は3営業日連続で1兆円を下回った。
値ごろ感からの買い戻しが入り、自動車株は大手3社を中心に堅調な動き。
トヨタ自動車が10円高の3080円と小幅続伸。
日産自動車が3円高の757円と反発。同社は前日、2014年から中国の合弁会社で「インフィニティ」の生産を始めることを明らかにしている。
ホンダも19円高の2555円と反発。
マツダが続伸し、富士重工、いすゞ、ダイハツ工業が反発。
堅調な銘柄が目立つ中、スズキが2円安の1632円、日野自動車が1円安の523円と小幅続落した。
三菱自動車が73円で変わらず。