フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1979年フランスGPのジル・ビルヌーブ対ルネ・アルヌーによる伝説のサイド・バイ・サイドを引き合いに、現代のF1ドライバーのマナーに苦言を呈した。
「もちろん僕は(ビルヌーブの)父上のことは記録映像でしか知らないよ。中でも最も印象に残っているのがディジョン・プレノア・サーキットで見られたアルヌーとのバトルだ」
「だが、とても残念なことに、現代のF1ではあのようなバトルをなかなか見ることができない。それには色々と理由があって、まずマシンがエアロの塊になってしまったために、当時のような走りが不可能になったことが挙げられる」
「だが、もっと大切なことがある。あの時代はドライバー同士の尊敬の気持ちが今よりも強かったということだ。その根底には命を賭けていることを互いに認識していたという事実がある」
「今のF1が間違っていると言うつもりはないが、あの頃のような尊敬の心を、少なくとも全員が持っているとは思えない。その原因は下のカテゴリーでの経験にあると思うし、今はこれを正すべきときだと感じている」