中国の広州汽車集団(GAC)は4月23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、EVコンセプトカーの『E-linker』を初公開した。
広州汽車はトヨタ、ホンダとそれぞれ合弁会社を設立し、現地生産を行っていることで知られる。また、フィアットとの合弁会社も、間もなく現地生産をスタートさせる。
E-linkerは、広州汽車の自主ブランド、「Trumpchi」から提案する全長3850mmの小型EVコンセプトカー。一見、3ドア風のボディは、実は後部にドアを備えた5ドア車。後部ドアは逆ヒンジで開閉し、前後ドアの一部をシースルー構造とするなど、斬新なアイデアが盛り込まれた。
EVパワートレーンの中核をなすモーターは、最大出力81ps、最大トルク20.4kgmを発生。最高速は130km/hの性能を備え、1回の充電で最大165kmが走行できる。
広州汽車は、「E-linkerを2014年までに市販したい」と説明。EVの市場投入に、前向きな姿勢を示している。