国土交通省は29日、同日早朝に群馬県内の関越自動車道で発生したバス衝突事故を受け、大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官をヘッドとする「ゴールデンウィーク期間中における公共交通機関の安全対策チーム」を立ち上げた。
国交省自動車局だけでなく、公共交通の安全に関連する関係各局等が連携し、国交省が一体となって、ゴールデンウィーク期間中における公共交通の安全確保に万全を期す。同審議官から通知文を発出し、各所管分野において、あらためて安全確保および事故防止の徹底を図る。
通達では「輸送等の安全の確保は国土交通行政に課せられた重要な責務の一つであり、ことに多くの国民がバス、鉄道、フェリー、航空等の各種公共交通機関を利用して観光等のため長距離を移動するゴールデンウィーク期間中においては、関係者の全員が安全対策に全力を傾注しなければならない」とする。
現在自動車局が中心となって本件事故の原因などについて調査を進めており、本件に関する情報などについても、この対策チームにおいて共有を図っていくという。