マツダ、今期純利益は5期ぶりに黒字転換

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マツダは27日、2013年3月期の連結業績予想を発表した。SKYACTIV技術を搭載した『CX-5』などを牽引役として世界販売を前期比8%増の134万台に拡大させ、純利益は5期ぶりの黒字となる100億円を確保する。

販売計画は、北米が5%増の39万台、中国が15%増の26万台とするなど「全地域で前期を上回る」(山内孝社長)数字を掲げた。売上高は8.2%増の2兆2000億円、営業利益は300億円を予想している。

為替レートは1ドル=80円、1ユーロ=105円を前提としており、営業利益段階では32億円の増益要因を見込んだ。山内社長は、今期の黒字化への取り組みとして「フルSKYACTIVを搭載した『マツダ6』を今年後半に投入して販売増を図る一方、モノ造り革新によるコスト改善を加速したい」と話した。

前期(12年3月期)は世界販売が2%減の124万7000台と小幅減だったものの、円高による減益が376億円に及び、営業損益は387億円の赤字となった。また、繰延税金資産の取り崩しや欧州での構造改革費用の前倒し計上などにより純損失は1077億円に膨らんだ。

《池原照雄》

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