[新東名]余裕がデザインを引き立てる 4月14日開通

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●新東名の7大魅力


新東名高速道路の御殿場JCTから三ヶ日JCTまでの162kmが、4月14日15時に開通する。新東名の魅力は7つ。

魅力その1:勾配を少なく、最小回転半径を大きくし安全を向上させている。
魅力その2:新東名と東名のダブルネットワークで交通分散による渋滞の減少や通行止めの回避を図る。
魅力その3:富士山や駿河湾の絶景ポイントなどにより、気持ちの良いドライブができる。
魅力その4:新しいサービスエリア「ネオパーサ」の広いフードコート、ドライバーズ・スポット、そしてパウダールームも備えたデラックスなトイレなどによりサービスの向上を図る。
魅力その5:これまでのパーキングエリアでは考えられなかった衣類や雑貨などのショップを揃える。
魅力その6:地元の人気店も出店して、旅先だからこそのグルメを楽しめる。
魅力その7:一般道からの出入り口のある駐車場「ぶらっとパーク」そなえて、地域の人も取り込む。

魅力1と2は安全に直接関係するものであり、3と4はドライバーの疲れを癒す意味で安全性に貢献している。魅力5と6、そして7は、新しい高速道路のあり方の提案となっているので、これからはユーザーのフィードバックが期待される。


●「ネオパーサ」の誕生が、高速道路を変身させる


地元の特産物を積極的に活用しながら、魅力の向上に努める新しいタイプのサービスエリア「ネオパーサ」(ネオ・パーキングエリア・サービスエリアを組み合わせたネーミング)への注目度は大きい。高速道路初出店の店舗が半数を超えるという構成からも、サービスエリアの大変身を図っていることを想像させる。

マグロの解体ショーで顧客を楽しませているのも、新しいユーザーの取り込みを予感させる。快適に休憩するだけではなく、一般道からもこのエリアを利用できるよう駐車場「ぷらっとパーク」の設置も、商売だけではなく地域サービスの配慮を感じさせる。

内覧会では、「ネオパーサ」駿河湾沼津SA周辺が調査対象となったが、その他、清水PA、静岡SA、藤枝PA、掛川PA、遠州森町PA、浜松SAなども地域の産業をイメージした独自の店舗デザインや商品構成がなされている。

一般道で成功している「道の駅」の商売を参考にしたように感じさせるところもあるが、地域の特長を生かした活動は今後益々重要になってくる。この試みが成功して、地域の活性化に貢献してくれることを期待したい。


●余裕が引き立てるデザイン


地味であっても、安全性への配慮は高速道路の最大使命であることは言うまでも無い。東名、新東名のダブルネットワークで渋滞や通行止めの回避につながるのは心強い。また、東名高速では最大勾配5%、最小回転半径300mであったのを、新東名高速ではそれぞれ2%、3000mに改善している。

橋梁やトンネルなどの構築物は、シンプルなデザインで美しささえ感じさせる。直近の大震災を思うに華奢過ぎるように感じさせるところもあるが、これまででは見られなかった耐震構造のジョイントなどを見るに、熟慮の結果であることを期待したい。

当初片側3車線で計画されていたのを、予算削減で2車線に変更した成果なのか、頑強な中央分離帯や広々とした退避スペースが、統一感のあるシンプルデザインを引き立てている。余裕はこれからの大切なキーワードであることを実感じさせる。

ネオパーサ駿河湾沼津(下り線)から望む西伊豆と御前崎とに囲まれた駿河湾の長閑な眺めは、大らかな気分にさせてくれる。楽しさ追求のテーマパークと似たところもあるが、喧騒の無いネオパーサでの一日は、新しいに魅力を予感がさせる。
《松井孝晏》

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