GMは5日、中国における3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、3月の月販記録を塗り替える25万7944台。前年同月比は10.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。3月実績は、上海GMが前年同月比10.5%増の11万0038台。SAIC‐GMは、11.6%増の13万9768台を売り上げる。
上海GMでは、シボレーブランドが5万4716台をセールス。前年同月比は11.1%増と、2桁増を維持する。小型セダンの『クルーズ』が、7.7%増の1万8678台を販売。これを上回ったのがコンパクトカーの新型『セイル』シリーズで、55.5%増の2万0085台と大きく伸びた。
ビュイックブランドは、前年同月比3.7%増の5万7082台。ロワミディアムセダンの『エクセル』が25.4%増の2万4134台。『エクセルXT』と『エクセルGT』はトータルで、22.7%増の1万4064台を販売する。
キャデラックブランドは、2745台をセールス。前年同月比は35.2%の大幅増だ。クロスオーバーの『SRX』が、全体の8割近い2143台を占めている。
GMの2012年1〜3月中国新車販売は、前年同期比8.7%増の74万5152台と、四半期実績としては過去最高。GMチャイナのケビン・ウェール社長は、「市場全体が減速傾向を示す中、GMは引き続き中国での成長を維持している」と述べた。