川崎重工は2日、H-IIAロケット21号機用衛星フェアリングを種子島宇宙センターに向けて出荷したと発表した。
同衛星フェアリングは、同社岐阜工場での設計・部品製造を経て、播磨工場で組立。種子島宇宙センターで打ち上げを執行する三菱重工業に納入され、同社のH-IIAロケット21号機に組み込まれる。同ロケットは、2012年5月に予定されている打ち上げに向けて準備作業が進められる。
今回出荷した衛星フェアリングは、同時に2基の衛星を搭載することができるデュアル・タイプ(4/4D型、全長16m、直径4.1m)で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の第一期水循環変動観測衛星(しずく)と、韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的実用衛星3号機(KOMPSAT-3)を搭載する。