スイスで6日、開幕したジュネーブモーターショー12。フィアットブースの主役は、『500L』が務めた。
500Lの「L」とは、ラージの意味。フィアット『500』のバリエーション拡大の一環として登場した、5ドアの小型MPVだ。しかし実車を見ると、500とはかなり異なる印象が強い。
そんな印象を与える大きな理由が、ボディサイズ。500Lのボディサイズは、全長4140×全幅1780×全高1660mm。フィアット500(全長3545×全幅1625×全高1515mm)と比較すると、500Lは595mm長く、155mmワイドで、145mm背が高いのだ。
また欧州では、500はAセグメントに属する。しかし500Lは、そのひとつ上のBセグメント。実際、500Lは500とは違い、フィアット『プント』の車台をベースに開発されている。
500Lは今秋、欧州市場で発売。米国市場へも輸出される見込みだ。また500Lは2列シートの5名乗りだが、遅れて3列シート/7名乗りのロングボディも追加されると伝えられる。表情こそ500と共通イメージだが、実際には別物と受け取る方が良さそうだ。