三菱自動車は、2012年春の賃金・一時金に関する労使交渉で、会社側は年間一時金として4.1か月を回答した。
組合側は4.3か月を要求していたが、これを0.2か月下回る水準となった。ただ、前年の3.6か月プラス・アルファよりも増額となる。
三菱自動車は今期の連結業績で最終利益が前年同期比28.0%増の200億円を計上する見通しで順調に回復している。課題となっていた欧州生産からの撤退を決めるなど、リストラも一段落し、来期はタイの新工場が稼働開始するなど、業績が上向く見通しとなるため、前年実績を上回る一時金を支給する。