大型建造物の鋼管の曲げ加工、建設用機材製造・販売を本業とする兵庫ベンダ工業(兵庫県姫路市)は、昨年から新規事業としてコンバージョンEV制作に乗り出しているが、その過程で『EVカーゴ』の試作品を完成させたと発表した。
EVカーゴは、EVの航続距離を伸ばすことを目的として大容量バッテリーを搭載した被けん引車両。CHAdeMO規格対応で様々な場所での急速充電が可能な大型バッテリーを搭載し、EV・PHV、コンバートEVなどで牽引することで駆動用電源へ電力供給が可能となる。またガソリン車で牽引してキャンプで使ったり、災害時の非常用電源として使用できるよう、電子レンジも使えるAC100Vコンセントが用意される。
車両はけん引免許不要で軽自動車ナンバーをつけたライトトレーラー。搭載されるバッテリーによって出力は左右されるため、製品仕様は未公表としている。