昨2011年にフルモデルチェンジし日本でも販売が開始されたBMW『6シリーズ』。エクステリアは、水の流れからインスピレーションを得てデザインされた、とBMWマーケティングディビジョンプロダクト・マネジメントプロダクト・プランナーの星川聡さんは語る。
「水の流れがクルマのラインを描くのです」(星川さん)。デザイナーのクリスチャン・バウアー氏は「水の動きに似た、洗練されたラインをデザインに取り入れたいというアイディアが浮かんだから」と述べる。
同じくデザイナーのナーダ・ファギザーデー氏も、「流れる水に物体を入れると、波立った表面に幾何学的な模様が現れるでしょう。その模様は6シリーズの個性と極めてよく調和するのです。非常に美しくダイナミックなこの波のパターンは、ボディ表面のデザインに置き換えることが出来ます」という。常に明確な方向性を持ち、自然でエレガントに流れ動くと語る。
星川さんは「トップセグメントのクーペ、カブリオレということで、一番の特徴は総合的なデザイン。外観はエレガントながら、BMW特有のロングホイールベース、ショートオーバーハングを採用し、ダイナミックさも演出しています」と解説する。