フランスの高級スポーツカーメーカーで、フォルクスワーゲングループに属するブガッティは22日、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12において、『ヴェイロン16.4グランスポーツVITESSE』を初公開すると発表した。
同車は、ヴェイロンのオープンモデル、「16.4グランスポーツ」をベースに、クーペボディの最強グレード、「16.4スーパースポーツ」と同じ心臓部を移植したモデル。ブガッティは同車を「史上、最もパワフルなロードスター」と呼ぶ。
ミッドシップに搭載されるのは、8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンを4個のターボチャージャーで過給したユニット。16.4スーパースポーツと同じ専用チューンが施され、最大出力は1001psから1200psへ、最大トルクは127.5kgmから153kgmへ、それぞれ199ps、25.5kgmの性能アップを実現する。
もちろん、パワーアップに対応して、シャシーは強化。16.4スーパースポーツは2010年7月、431.072km/hという市販車のギネス世界最高速記録をマークしているが、ブガッティはヴェイロン16.4グランスポーツVITESSEのパフォーマンスについて、「16.4スーパースポーツと同等」と説明している。