フランスの自動車大手、ルノーグループは16日、2011年通期の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は426億2800万ユーロ(約4兆3900億円)で、前年比9.4%の伸びを示した。
また純利益は、21億3900万ユーロ(約2200億円)。前年実績の34億9000万ユーロ(約3595億円)に対して、38.7%の減益となった。増収・減益となったのは、ギリシャに端を発した金融危機を受けて、地元の欧州市場における販売が減少したのが大きな要因。
2011年の世界新車販売台数(ダチアなどを含む)は、前年比3.6%増の272万2062台と過去最高。欧州以外の地域では、前年比19%増を達成した。
同社のカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「全社員の努力の成果で、フランスで第1位、欧州で第2位のポジションを占めた」と述べている。