マツダの山内孝社長は東京での『CX-5』発表会見で、世界のSUV市場は400万台規模とし、年16万台の販売を計画している同モデルで「グローバルには4%のシェアを取りたい」と表明した。
昨年のSUV市場は、中国でほぼ倍増するなど、「現在、世界で最も伸びているセグメント」であり、「SKYACTIV」技術を全面採用したCX-5で攻勢をかける。山内社長は、プリオーダー(仮注文)を含めると「年間レベルでは20万台を超えるオーダーをいただいている」と述べ、目標達成に自信を示した。
国内販売は月間1000台の計画だが、SKYACTIV技術による初のディーゼルエンジンモデルについては「50%以上を占めるように挑戦したい」と語り、日本でのディーゼル復活にも取り組む意向を表明した。
開発担当の金澤啓隆専務執行役員によると、「世界の販売計画ベースでのディーゼルは、2割を切るくらいの水準を想定している」という。欧州は大半がディーゼルになる見込みだが、逆に北米ではガソリン車主体の販売となる。