フォード・ジャパン・リミテッドの森田俊生社長は26日都内で会見し、2012年の日本での販売について「前年に対し10%から20%確実に増加させたい」との考えを示した。2011年のフォード・ジャパンの販売実績は約2700台だった。
森田社長は同日、『エクスプローラー』に直列4気筒2000CC直噴ターボエンジンを搭載した「XLT エコブースト」の発表会で「昨年は『リンカーンMKX』、新型エクスプローラーの投入に伴い2010年対比で18%の販売増を達成することができた」と前年を振り返った。
その上で、「日本におけるビジネスの核となるエクスプローラーにフォードのグリーンエンジンの中核をなすエコブーストを搭載したXLT エコブーストの導入で、日本におけるエクスプローラー全体の販売、さらにはフォードジャパン全体の販売を底上げしていきたい」と述べた。
さらに「フォード・モーター・カンパニーの日本市場へのコミットメントに何ら変わりはない。そして(フォードの中期経営計画である)ワンフォードプランの成功の一部は日本も担っており、これからもグローバルプロダクトの導入を通じて日本でのプレゼンスを上げていきたい」と強調した。
一方、フォード・ジャパンの木下洋マーケティング部ディレクターは今年の販売目標について「過去からの流れをみても(前年比)10%増はやっていかなければならない数字。できることなら去年は18%増までやっているので20%増までやっていきたい」と述べた。