東レは、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を用いたモノコックをオートモーティブワールド12に出展した。CFRPモノコック単体の重量は45kg。従来のスチール製モノコックに比べ53%軽量化できるという。
中空構造一体成形のため、成形時間は10分ほど。部品点数は3点と、製造過程においても効率化が見込まれる。
また、従来のスチール製車体では、フロア、ルーフ、ピラーなど、複数部品で剛性を確保していたところ、CFRPモノコック車体は、モノコック単体で剛性が確保できるため、基本構造を共有化できるという利点もある。
今回出展したモノコックの延長、リアシートの追加、外装部品の変更により、4シータ車にも展開することが可能だという。