東レは11月14日、ドイツのフロイデンベルグSEとの合弁会社、日本バイリーンの持分25%全てを、約170億円でフロイデンベルグに売却すると発表した。
日本バイリーンは不織布の製造・販売を手がける合弁会社で、フロイデンベルグが75%、東レが25%を出資していた。2025年6月にフロイデンベルグから合弁契約に基づくコール・オプションの行使通知を受領し、両社間の協議を経て応諾することを決定した。
株式売買契約は、フロイデンベルグでの手続き完了後、12月の締結を予定している。クロージングは2026年2月を予定している。
東レグループは、メディカル・エネルギー・空調・自動車用途等に向けて、引き続き日本バイリーンのニーズに応じた製品を提供していく。
2026年3月期において、本件関連の売却益として約60億円(税引後)を計上する見込みで、本日公表の2026年3月期通期連結業績予想に織り込んでいる。
日本バイリーンは1960年6月に設立され、2016年4月に2社合弁化された。資本金は60億円で、本社は東京都中央区築地に置いている。



