【東京オートサロン12】プロトンを初めて日本正規輸入開始へ キャロッセ

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プロトン サトリアネオ(R3ボディキット、アルミホイール、クスコサスペンションや補強パーツを装着)
  • プロトン サトリアネオ(R3ボディキット、アルミホイール、クスコサスペンションや補強パーツを装着)
  • プロトン SAGA R3コンセプト車
  • プロトン アルティガコンセプト車
  • サトリアネオ
  • サトリアネオのアンベール
  • キャロッセ代表取締役の長瀬努氏(左)とプロトンホールディングスモータースポーツ担当役員のダトゥ ラザック ダーウッド氏(右)

キャロッセはマレーシア最大の自動車メーカー、プロトンのスポーツモデル、『サトリアネオ』など3台を東京オートサロン12に出品した。

昨2011年1月に、サトリアネオの日本正規輸入販売することを発表したキャロッセ代表取締役の長瀬努氏は、この背景に、「昨今の経済状況と、我々の原点であるモータースポーツ業界の閉塞感を脱するため、また、業界の活性化を目指して、このプロジェクトをスタートさせました」とする。

そしてこの1年間、「正規輸入販売に関わる諸手続きを進めると同時に、日本に正規輸入実績のないこのモデルのパフォーマンスをアピールするために、ベース車両本体の性能が大きく問われるラリー競技グループNカテゴリー車両を、FIAアジア―パシフィックラリー選手権(APRC)及び、全日本ラリー選手権(JRC)に投入しました」。

その結果、APRCでは二輪駆動部門と、ジュニアカップでチャンピオンに、全日本ラリー選手権でもJN3クラスのチャンピオンを獲得。基本性能の高さと走行安定性、そして、高い戦闘力をアピールすることが出来たという。

そして、「2012年、サトリアネオの販売を本格的に開始します。モータースポーツ活動を重要なプロモーションとして位置づけるプロトンと、より一層連携を深め、日本初となるプロトンの正規代理店として、スポーツイメージを持った他車種の日本市場への展開やモータースポーツベース車両を積極的に導入、拡販を行っていきます」とその意気込みを語る。

また、同車を使用してモータースポーツへ参戦するユーザーに対しても積極的に支援する予定である。

今回出品されたモデルは、サトリアネオ以外に、プロトンR3(Race Rally Research)部門が開発したサトリアネオの後継コンセプトモデル『アルティガコンセプト車』と、マレーシアでポピュラーなファミリーカー、『SAGA』に1.6L DOHCエンジンを搭載し、スポーティに仕立てられた『SAGA R3コンセプト車』の3台である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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