マツダの中国法人は5日、2011年1〜12月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は21万4799台。前年比は10.4%減と、4年ぶりに前年実績を下回った。
マツダの中国合弁には、第一汽車との合弁の一汽マツダと、長安汽車との合弁の長安マツダの2社がある。2011年は2社合計で28万台を販売目標に掲げていたが、東日本大震災後に減産を余儀なくされるなどして、目標に届かなかった。
また、中国政府が排気量1.6リットル以下の小型車に対する購入補助政策を打ち切ったことも、販売に影響。北京市が導入した環境対策のためのナンバープレート交付枚数制限も、販売不振の要因として指摘できる。
マツダは2012年、中国市場に新型クロスオーバー、『CX-5』を投入する予定。低迷するセールスの巻き返しを図る計画だ。