GMは8日、中国における2011年1〜12月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高の254万7171台。前年比は8.3%増だった。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。2011年実績は、上海GMが前年比16.2%増の120万0355台。SAIC‐GMが4.8%増の128万5820台。
上海GMでは、シボレーブランドが過去最高の59万5068台をセールス。前年比は9.4%増だ。小型セダンの『クルーズ』が22万1196台と牽引。コンパクトカーの新型『セイル』シリーズも、16万6693台を売り上げる。
ビュイックブランドは、前年比17.4%増の64万5537台の新記録。ロワミディアムセダンの『エクセル』が25万3514台。『エクセルXT』と『エクセルGT』も、合計13万4800台と人気を集めた。
キャデラックブランドは、過去最高の3万0008台をセールス。前年比は72.8%の大幅増だ。クロスオーバーの『SRX』が、約2万台と販売を伸ばす。
GMチャイナグループのケビン・ウェール社長は、「中国市場の伸びが鈍る中、GMは引き続き競争力を維持している。これは2011年、12の新型車を投入し、生産能力を増強した効果」とコメントしている。