トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は1日、2011年1-12月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は13万6150台。前年比は82%増と大きく伸びた。
販売好調の要因が、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクトカー、『エティオス』。同車は2011年、トヨタのインド販売の約5割に当たる6万3575台を売り上げた。その内訳は、セダンが4万3313台、2011年6月末に追加したハッチバックの『リーバ』が2万0262台だ。
また、ミニバンの『イノーバ』は2011年、5万1930台をセールス。SUVの『フォーチュナー』は1万0946台、セダンの『カローラ アルティス』は9283台と、堅調なセールスを記録する。
TKMのサンディープ・シン常務は、「東日本大震災やタイ洪水が起きたが、2011年はエティオスシリーズを中心に売り上げを伸ばした」と述べた。
2011年12月単月の販売実績は、1万5948台。前年同月比は11月の266%増には及ばないものの、10月の63%増、9月の105%増を上回る151%の大幅増を達成している。