ベントレーは21日、『コンチネンタルGT』に新たに8気筒モデルである『コンチネンタルGT V8』を追加し、日本で公開した。
ベントレージャパンマーケティングPRマネージャーの横倉典さんは、このモデルのポジショニングについて、「12気筒モデルと比べて、より若くアグレッシブで外交的なユーザーを想定しています。クルマ自体もそのようなユーザーのために12気筒モデルよりもさらにスポーティでダイナミックな味付けがされ、また、価格の設定も12気筒モデルより少し安くなる予定です」とし、「競合車からの乗り換えや、スポーツカーを好む新規ユーザーがこのクルマに興味を持ってもらえるのではないか」と分析する。
外観上の違いについて横倉さんは、まずフロントグリルについて、「12気筒はメッシュグリルを採用しているのに対し、V8はブラックグロスのラジエーターグリルで、縁取りと真ん中の棒だけがクロームメッキされています。グリルを黒く塗ったことで、よりスポーティで精悍なスタイリングになっているのです」。他にもフロントロワーバンパーのサイドの2つはよりワイドで大きくなっている。
他にも、テールパイプは8の字型(12気筒モデルは楕円型)となり、リアのエキゾーストパイプの間にあるロワーバンパーバランサーは、12気筒はボディ同色に対し、V8は黒く塗りつぶされた。これらもスポーティで精悍なイメージを作り出しているという。
また、ベントレーのエンブレムであるウイングドBは、V8では赤で塗られる(12気筒モデルは黒)のも大きな識別ポイントだ。
このV8モデルのデリバリーは来年度の第3四半期7月以降から随時日本へ導入される予定だ。価格は2012年に入ってから正式に発表される予定。横倉さんによると、「これまでベントレーに興味のなかったユーザーにとっても魅力的な競争力のある価格の設定を考えています」とした。
デリバリーは2012年の第3四半期の予定だ。