トヨタ ランドクルーザー、マルチテレインセレクト導入

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トヨタ自動車は19日、『ランドクルーザー』をマイナーチェンジして2012年1月6日から発売すると発表した。

今回のマイナーチェンジでは、「マルチテレインセレクト」などの先進技術を導入し、オフロードの走行性能を進化させるとともに、風格を高めるなど、外観のデザインを変更して本格派4WD車の頂点に立つトヨタブランドの最上級SUVとしての位置付けを明確化した。

具体的には、砂地・がれき・モーグル・岩石路など走行環境に応じて、スイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替え、オフロードの走破性を高める「マルチテレインセレクト」を採用した。車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」も新たに採用した。

ステアリング操作のみでの極低速走行が可能な「クロールコントロール」は、速度設定を従来の3段階から5段階に増やして、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」も搭載した。

外観は、フロントバンパー&グリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイール(18インチ・20インチ)を意匠変更した。プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジショニングランプも新採用した。

また、サイドターンランプ付ドアミラーや雨滴センサー付フロントオートワイパーなどを標準装備した。外板色には新色アティチュードブラックマイカ、ベージュマイカメタリックを含む全7色を設定する。

内装では、内装・シート色に明るく、上品な新色シェルを含む全3色を設定したほか、インストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を採用し、上質感を演出した。

さらに「ZX」「AX“Gセレクション”」にステアリングヒーターを、「ZX」のフロントシートにシートベンチレーション(送風タイプ)機能を、サードシートには格納・固定がセミパワーで可能な機能を標準装備した。これに加え、視認性に優れた大型カラーTFT(液晶画面)の「マルチインフォメーションディスプレイ」を採用することで、走行状態やタイヤ切れ角などオフロード走行に必要な情報をはじめ、「燃費」や「矢印ナビ」などさまざまな車両情報を表示する。

月販目標台数は300台。価格はGXが440万円。

《レスポンス編集部》

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