3日、一般公開が始まる東京モーターショー11。福岡県に本拠を置くEVベンチャー、興和テムザックのブースでは、EVコンセプトカーの『KOBOT』(コボット)シリーズに注目だ。
興和テムザックは2011年2月、福岡県宗像市に設立。医薬品や電機光学機器を製造する興和と、サービスロボットメーカーのテムザックが共同設立したベンチャー企業だ。公道走行を可能にするEVの研究開発や製造販売、輸出入を事業内容に掲げる。
同社は東京モーターショー11で、EVコンセプトカーシリーズ、KOBOTの3台を初公開。そのうちの1台が、『KOBOTパイ』で、2名乗りのコンパクトEVの提案だ。
KOBOTパイは、カボチャの馬車を思わせるキュートなスタイリングが特徴。サイドドアは観音開きとなっており、開放的な室内空間を実現する。車内のコミュニケーション促進を狙って、駐車時に使える対面式の可変シートも採用。
同社は、「観光地などではマイカーで街の中心部まで乗り入れ、そこから先はKOBOTをシェアリングするなど、新たな公共交通機関としての活用を目指す」と説明している。