パイオニアが発表した2011年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比5.0%増の70億0200万円と増益となった。
カーナビゲーションシステムの国内での販売は好調に推移したが、為替換算の影響に加え、光ディスクドライブ関連製品の売上が減少したことや、カーオーディオの売上が東日本大震災の影響もあって主にOEMが減少した。このため、売上高は同5.7%減の2137億2900万円と減収となった。
営業利益は、販売費・一般管理費の減少で増益となった。当期純利益は前年同期に旧本社などの売却による固定資産売却益を計上したため、同80.3%減の15億0500万円と大幅減益となった。
通期業績見通しは、タイ洪水被害の影響が不透明で合理的な算定が困難なことから「未定」に修正した。