ホンダが31日発表した2011年9月中間期の連結決算は、税引前利益が前年同期比74.9%減の1058億円と大幅な減益となった。
売上高は同22.0%減の3兆6004億円と大幅減収となった。四輪車の売上げ台数は東日本大震災による部品不足で減産を余儀なくされたため、同26.6%減の131万9000台となった。二輪車の売上げ台数はアジアや南米、その他地域が好調で同7.3%増の602万7000台と伸びた。汎用事業もアジア、欧州、日本が増加し、同7.0%増の278万8000台だった。
収益では四輪車事業の減収や為替差損の影響で営業利益は同81.1%減の750億円だった。当期純利益は同77.4%減の922億円となった。
通期業績見通しは、タイの生産拠点が洪水被害で冠水し、業績への影響が見通せないことから、見通しを「未定」にした。