JX日鉱日石エネルギーは、10月の石油製品の卸価格の変化幅を発表した。
ガソリンの卸価格は前月と比べて1リットル当たり1.9円引き下げとなる見通し。原油価格が下落していたのに加え、需要低迷で販売競争も厳しいため。ただ、9月の3.9円の引き下げからは小幅な下げ幅にとどまった。
軽油は0.9円の引き下げとなった。A重油は0.6円の引き下げ、灯油は0.8円引き下げた。
この結果、4油種平均は1.2円の引き下げとなった。
一方、11月のコストは、10月の原油価格が1リットル当たり1.58円の値下がり、為替レートでは1リットル当たり0.19円の値下がりなどの効果があり、合計コストは1リットル1.8円の下落となった。このため、11月も卸価格の値下がりは続く見通し。