新燃費基準…10年で24%改善、CAFE方式採用

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国土交通省と経済産業省は20日、乗用車の新たな燃費基準に関する合同会議の最終とりまとめをまとめ、発表した(一部既報)。すでに意見募集を行っていたもので、2020年度を目標年度とし、2009年度と出荷台数比率が同じと仮定した場合、2009年度実績と比べ24.1%燃費が改善されることになる。

対象となる自動車は、ガソリン、軽油、LPガスを燃料とし、乗車定員10人以下の乗用車と乗車定員が11人以上でかつ車両総重量が3.5t以下の乗用車。

2020年度の燃費推定値は20.3km/リットルで、2009年度実績値16.3km/リットルからの改善率は24.1%。現行燃費基準である2015年度目標の水準である17.0km/リットルと比べても19.6%改善されることになる。

新燃費基準は、全重量区分で基準達成が求められる従来方式から、メーカーがそれぞれの技術的な特性に応じた選択と集中を柔軟に行うことで、全体として高い省エネ効果を期待できる、企業別平均燃費規制方式(CAFE方式)を採用したことが特徴だ。

《レスポンス編集部》

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