日野レンジャー・ハイブリッド 改良…出力向上、ポスト新長期に対応

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日野レンジャー・ハイブリッド
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日野自動車は、中型ハイブリッドトラック『レンジャー・ハイブリッド』を改良し、ポスト新長期排出ガス規制に適合させて11月1日から発売すると発表した。

レンジャー・ハイブリッドは、ディーゼルエンジンと電気モーターの2つの動力源を持ち、通常走行時はディーゼルエンジンで走行。減速や制動時には発電機を兼ねる電気モーターで減速エネルギーを回生してバッテリーに蓄電。発進・加速時にはモーターがエンジンをアシストする、パラレル式ハイブリッドシステムを備えたトラック。

今回「JO5E」型エンジン(排気量5.123リットル)本体を改良するとともに、尿素を使わずにNOxを削減する「新DPR」の採用でポスト新長期排出ガス規制に適合した。尿素水タンクや関連デバイスが不要なため、従来の新長期排出ガス規制適合車に対して重量の増加を最小限に抑え、尿素水の補充の手間も省いた。

J05E型エンジンは最高出力を180PSから190PSにアップし、高速走行主体の用途に合わせて210PS仕様も新規設定した。

また、ハイブリッドシステムの制御を改善しエンジンの低回転域でのアシストを増強してトルクをアップした。これにより最終減速比を高速レシオ化している。

メーター内のハイブリッドインジケーターにはエネルギー回生やアシストの状態を分かりやすく表示し、ドライバーの省燃費運転を支援する。

新型レンジャー・ハイブリッドは2015年度燃費基準を達成しており、エコカー減税により新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が免税となる。

東京地区の価格は8tクラスの型式SJG-FC9JJAHの標準キャブ仕様が967万7325円(税抜き)。

《レスポンス編集部》

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