10月13日より千葉県・幕張メッセで開催されている第51回全日本模型ホビーショーのタミヤ・ブースで一際、注目を集めていたのが350分の1スケールの戦艦「大和」の試作モデルであった。
「タミヤにとって最初のプラモデルは1960年の800分の1スケールの戦艦大和でした。そして1979年に350分の1スケールのモデルを発売。そして、今回、初披露となったこの試作品は、それ以来、つまり32年ぶりにリニューアルした製品となります」とタミヤのスケールモデル広報担当・山本曉氏は説明する。
「1979年当時、大和の資料は非常に少なかったのですが、時代と共にだんだんと出てきており、現在はかつてと比べ物にならないほど資料が豊富になっています。日本だけでなく、アメリカからも写真や資料などが出てきていますからね。そうした細かな数多くの資料をパズルのように組み合わせて、よりリアルな戦艦大和を具現化しました。いわば解像度が上がっているようなものです」
「今回のショーが初披露となりますが、すでにネットでも話題となり、反応も良いようです。タミヤとしても、この戦艦大和はフラッグシップモデルです」と山本氏。
発売は11月下旬を予定。価格は2万4150円。