日産自動車は、英国ロンドンで開催された第41回技能五輪国際大会で、同社の社員が日本代表として出場した「自動車工」(武田将大選手)と「メカトロニクス」(川辺祐也選手/三品英則選手)の2職種で金メダルを獲得したと発表した。
日産の社員が同大会で金メダルを獲得したのは、2005年の第38回フィンランド大会から4大会連続。「メカトロニクス」職種での金メダル獲得は、2大会連続となった。
「自動車工」職種は、車両の点検から診断、修理など自動車工に求められる技能を総合的に審査するもの。「メカトロニクス」職種は、メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電子工学)、インフォマティクス(情報工学)の3分野からなる新しい技術領域。メカトロニクス技術者は、総合的な知識を駆使し、工場の製造プラントの設計、据付、プログラミング、試運転、保守などの仕事に携わる。
技能五輪国際大会は、22歳以下(メカトロニクスは25歳以下)の若者が、技能を競うことで、参加国の職業訓練の振興と技能水準の向上などを目的に1950年から開催されている。今大会には、50の国・地域から約950人の代表選手が出場した。
日産は1977年に開催されたオランダ大会から参加し、今大会でメダル累計が、金賞18件、銀賞10件、銅賞7件となった。