日産自動車は7日、タイで新型『アルメーラ』を発売したと発表した。タイ政府によるエコカー政策に適合する同国初のセダンとなる。
新型アルメーラは2010年3月にタイで販売を開始した『マーチ』と同じ「V」プラットフォームを採用したグローバルコンパクトカー(GCC)。価格は42万9000~59万9000バーツ(107万3000~150万円)で、7日からタイ全土で販売を開始する。生産はサムットプラカーン県にあるタイ日産で生産する。
発表イベントに参加した志賀俊之最高執行責任者は「アセアン地域は当社のさらなる成長に向けた重点市場の一つであり、その中でもタイは特に重要な戦略的拠点となっている」と述べた。
排気量1.2リットルエンジンを搭載し、変速機は5速マニュアルトランスミッションとエクストロニックCVT(無段変速機)を採用。アイドリングストップ機構も搭載し、リッター20kmの燃費と、120g/km以下のCO2(二酸化炭素)排出量といったエコカーの認定要件を満たした。