フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは3日、新型車『Mii』の概要を明らかにした。
Miiは、フォルクスワーゲンが9月のフランクフルトモーターショー11で初公開した新世代コンパクトカー、『up!』のセアト版。同じくフォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダの『Citigo』に続いて、up!が他ブランドにも展開される。
Miiのボディは、up!と共通。ただしフロントマスクには、セアトのアイデンティティのグリルやヘッドランプが採用され、up!との差異化が図られる。リアゲートやテールランプも専用デザインだ。
エンジンもup!と同じ。1.0リットルの3気筒ガソリンエンジンには、最大出力60psと75psの2種類が設定される。60ps仕様の「エコモーティブ」グレードの場合、欧州複合モード燃費23.8km/リットル、CO2排出量97g/kmという高い環境性能を達成する。
Miiは、セアトの地元、スペインで11月に発売。他の欧州主要国では、2012年春に発売される計画だ。