【フランクフルトモーターショー11】ミシュラン、ロングライフと燃費性能を両立したプロトタイプタイヤを開発

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シトロエン・トゥビック
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ミシュランは、「第64回フランクフルト・モーターショー」に出展されたシトロエンのコンセプトカー『Tubik(トゥビック)』に、専用設計したミシュラン製プロトタイプタイヤが装着されたと発表した。

Tubikは快適性を追求して設計した9人乗りハイテク高級シャトルで、最新の乗用車に求められるスタイリングと特長を兼ね備え、広い車内空間にも関わらず、高い燃費効率を発揮する。

このTubikに装着されたミシュランのプロトタイプタイヤは、高いロングライフ性能を実現しながら、燃費の改善も図るという、トレードオフの関係にある2つの性能を高い目標で達成することを目指して開発した。

この目標を達成するため、ミシュランの研究開発部門は全く新しいサイズのタイヤを開発した。ホイール22インチに対し、幅235mmのプロトタイプタイヤは、現在市販されている大部分の乗用車用タイヤより大型となる。

タイヤの外径に対し、タイヤ幅を相対的に狭くしたことで、空力性能が向上しており、さらに外径が大きいプロトタイプタイヤでは、小径のタイヤに比べて、同距離を走行するのに必要な回転回数が少なくてすむ。結果として、タイヤの変形とそれにともなう発熱も減り、さらなるエネルギーの節約が見込まれる。また、外径が大きいと、トレッドゴムの面積が増える。これによってタイヤの走行寿命が延び、トータルのランニングコストが下がることが見込まれる。

タイヤサイズ以外でも構造、使用素材、トレッドパターンのすべてを見直したとしている。

《レスポンス編集部》

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