来月鈴鹿で開催されるF1日本GPにおいて、ザウバーは東日本大震災の被災者に向けた特別メッセージを再びマシンに掲載することを明かした。
これは開幕戦オーストラリアGPで掲載したものと同じもので、日の丸とスイス国旗があしらわれ、「われわれの祈り、日本に届きますように」と日本語でメッセージが書かれていた。
また、被災地である福島県南相馬市の少女合唱団「MJCアンサンブル」がレース前に国家を斉唱することが決定しており、小林可夢偉は合唱団とその家族を日本GPに招待している。
この事に対し可夢偉は、「このたび南相馬の子供たちにF1を見てもらうとともに、決勝前の国歌斉唱を彼女たちに歌ってもらうことにしました。当初は多くの被災者に来てもらおうと考えていましたが、F1興行の代表であるバーニー・エクレストンさんが3000人もの被災者を鈴鹿に招待してくれるという素晴らしいプランを実現してくれたので、僕は日本人ドライバーとして、被災地の子供たちの歌を世界に届けることで、世界への感謝の気持ちと日本の元気と力を伝えたいと思います」とコメントしている。