ヤマハ発動機は3日、2011年12月期第2四半期決算の会見を行った。その席上、柳弘之社長は米国の二輪車市場について「中古車を含めて、潜在需要は非常に旺盛な状況である」と述べた。
その根拠はイベントなどの集客状況で、参加人数が増えてきているからだ。ただ、米国は失業率などの経済指標が悪く、なかなか新車を購入するところまで結びついていないという。そのため、柳社長は「経済指標が改善されない限り、米国の二輪車市場は大きく回復しないと思う」と話す。
そうした中で、ヤマハ発動機は販売網政策の推進や、顧客接点の強化、商品競争力の強化によって、ユーザーの獲得を目指していく。