ホンダの池史彦専務は1日、2011年度第1四半期決算の会見で、減速感が出てきている中国の自動車市場について、需要は底堅く、成長を続けていくとの見方を示した。
減速の原因となっているのは商用車で、インセンティブや減免措置がなくなり、大きく落ち込んでいる。そのため、全体需要にかげりがあるように見せているとのこと。「乗用車の需要はまだまだ高く、私どもは中国に2つの合弁事業会社を持っているが、需要に供給が全然追いついていない状況が続いている」と池専務は話す。
過去数年の続いた二ケタの伸びは厳しいかもしれないが、「成長は固い」ということで、これからも中国市場で積極的な展開を行っていく計画だ。