ホンダは1日、2011年度第1四半期決算を発表した。その席上、池史彦専務は「今回も二輪事業に助けられた」と述べた。
二輪事業はアジアや北米地域の減少で前年同期に比べ4.7%減少の275万台となったものの、車種構成の変化や台数変動により、営業利益は449億円と同43.5%の増益を達成した。その結果、営業利益率はなんと13.6%。
文字通り「二輪事業に助けられた」というのもうなずける話だが、二輪事業の高収益は「一過性の部分があるので、これが1年続くとは思っていない」と池専務は気を引き締める。
ホンダとしてはいつまでも二輪事業に頼っているわけにはいかないが、肝心の四輪事業は今期も赤字が避けられない状況だ。しばらくは二輪事業がホンダを支えることになる。