インドネシアで22日、開幕したジャカルタモーターショー。トヨタ自動車のブースでは、新しくなった『フォーチュナー』に注目だ。
トヨタは2002年、IMVプロジェクトを発表。IMVとは、イノベーティブインターナショナル・マルチパーパス・ビークルの略だ。新興国向けの世界戦略車を、主要部品の世界規模での新たな供給体制を構築した上で開発したのが特徴だった。
IMVでは、ひとつのプラットホームから、ピックアップトラック、SUV、ミニバンが派生。このうち、3列シートの7名乗りSUVに当たるのが、フォーチュナーである。
フォーチュナーは2005年1月、タイで生産開始。南アフリカ共和国やアルゼンチンでも、順次生産が開始された。今回の改良は2008年8月以来、2度目に実施されるものだ。
外観は、クロームを強調したフロントグリルを採用。ヘッドランプやバンパーのデザインも一新され、いわゆるフェイスリフトが施された。インテリアは、ダッシュボードのデザイン変更などにより、クオリティが引き上げられている。
エンジンは、ガソリン1種類、ディーゼル2種類が基本。ガソリンは2.7リットルで、最大出力160psを発生。ターボディーゼルは、2.5リットルが最大出力144ps、3.0リットルが最大出力163psを引き出す。