インドの第2位の二輪メーカーであり、三輪車も手がけるバジャージオート。同社が、ルノー日産との間で共同開発を進めていた超低価格車の行方が、混沌としている。
事の発端は14日、『ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル』の電子版が、バジャージオートのラジブ・バジャブ常務の「採算が合わないため、ルノー日産との超低価格車の共同開発計画から離脱する」との発言を伝えたこと。この報道を受けて、日産自動車のカルロス・ゴーン社長は16日、「うわさが飛び交っている」と述べていた。
そして今度は、『ロイター』の取材に応じたバジャージオートのS. ラビ・クマール事業開発担当副社長が、「ルノー日産とのプロジェクトは進行中」と語ったというのだ。
一方、日産自動車のグローバル広報担当、サイモン・スプロール執行役員は「バジャージは今後数週間以内に、結論を出すだろう」とコメント。果たして、ルノー日産とバジャージの超低価格車開発計画の行方は?!