GMは10日、米国オハイオ州ディファイアンス工場に、4700万ドル(約38億円)を投資すると発表した。今回の投資は、燃費性能に優れる1.4リットル直列4気筒ガソリン「エコテック」エンジンの増産が目的。さらに、将来開発される次世代小排気量エンジンの生産に備えるという狙いもある。現在、1.4リットルのエコテックエンジンは、シボレー『クルーズ』や『ボルト』、『ソニック』に搭載。米国ではガソリン価格高騰を背景に、小型車のクルーズが月販2万台を超えるペースで売れており、GMはエンジン増産で需要に対応する。GMは5月10日、米国内の17工場に、総額20億ドル(約1620億円)を投資すると発表。今回のディファイアンス工場への投資も、その一環だ。GMのアルビン・ジョーンズ生産担当部長は、「今回の投資は、燃費性能に優れるモデルに対するニーズ急増に応えるもの」とコメントしている。
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