6日午後6時5分ごろ、高知県香南市内の国道55号で、交差点でUターンをしていた軽ワゴン車に対し、対向車線を直進してきた乗用車が衝突する事故が起きた。この事故で軽ワゴン車に乗っていた幼児2人が死傷している。
高知県警・香南署によると、現場は香南市野市町西野付近で片側2車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。軽ワゴン車は交差点でUターンを開始したが、その直後に対向車線側を進行してきた乗用車が側面部に衝突した。
弾みで軽ワゴン車は横転。同乗していた2歳の女児が車外に投げ出され、車体と路面の間に挟まれてまもなく死亡。4歳の女児も腕を骨折する重傷を負った。軽ワゴン車を運転していた同市内に在住する31歳の男性と、乗用車を運転していた同市内に在住する38歳の男性にケガはなかった。
軽ワゴン車にチャイルドシートは積載されておらず、死傷した2人の女児は拘束なしで着座していたとみられる。警察では安全確認に問題があったものとみて、双方の運転者から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。