トヨタ自動車は1日、『iQ』のブレーキマスターシリンダに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2008年9月2日~10年5月20日に製作された2万1636台。
ブレーキマスターシリンダとブレーキアクチュエータ間のブレーキ配管で、製造工程での配管内部の洗浄が不適切なため、異物が付着しているものがあり、異物がブレーキマスターシリンダ内に移動してシール部に噛み込み、ブレーキペダルを踏んだ際の踏み代が増加して、制動力が低下するおそれがある。
全車両、ブレーキマスターシリンダおよびブレーキ配管を新品に交換する。
不具合発生件数は21件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。