財務省が25日に発表した4月の貿易統計速報によると、自動車の輸出額が前年同月に比べ67%の大幅な減少となった。台数ベースでは同55.6%減少した。
4月の自動車輸出額は乗用車、バス・トラック合計で2253億円、台数は21万4437台だった。東日本大震災の影響で国内生産が停滞した影響で年同月に比べ台数、金額ともに激減した。自動車部品の輸出も減り前年同月に比べ11.8%減の23万t、金額ベースでは同14.8%減の2436億円だった。
二輪車の輸出も前年同月に比べ17.5%減の6万5000台、金額ベースで同36%減の182億円と減少した。
4月の貿易収支は4637億円の輸入超過となり、4月としては31年ぶりの赤字となった。赤字は3か月連続。