フォード・ジャパンのティム・タッカー社長は24日、日本の自動車市場について「まだまだ成長の可能性は大きい」との考えを示した。タッカー社長は同日、都内で開いた新型『エクスプローラー』の発表会で語った。
タッカー社長は「日本は今でも自動車市場としては世界第3位という事実を忘れがちだと思う」とした上で、「とくに輸入車のような販売台数が少ないメーカーは、日本ではまだまだ成長の可能性は大きいと思っている」と述べた。
さらにタッカー社長は「ただフォードにおける問題は過去、長年にわたって投資をする能力が無かったことと、そこに関心が持っていなかった」と、これまでの日本市場に対するフォードの方針を振り返りかえりながら、「今後については日本も含めたアジアでは成長のチャンスはある」と強調した。
フォード・ジャパンは昨年発売した『クーガ』や今回発表の新型エクスプローラーを含め6つの新型車を2012年までに投入する計画。このためタッカー社長は「現在、ディーラーや我々のスタッフも含めて教育を強化しているほか、新規ディーラーの開拓や数年ぶりにフォード・ジャパンでの新規採用も考えている」ことも明らかにした。