ポルシェが現在開発中の次期『911』。コードネーム「991型」と呼ばれる次期モデルの内容が、少しずつ見えてきた。
米国の自動車メディア、『オートブログ』が16日に報じたところによると、次期911には「KERS」と呼ばれる技術が全車に標準装備されるという。これは、ドイツのポルシェ関係者から得た情報とのことだ。
KERSは、キネティック・エナジー・リカバリー・システムの略。もともとはF1マシン用に開発された技術だ。ブレーキ時のエネルギーを回収し、そのエネルギーを電力に変え、加速の際、エンジンをアシストするパワーとして利用するシステムである。
次期911は、基本モデルのエンジン排気量を、現行の3.6リットルから3.4リットルへ、ダウンサイジングする見込み。同メディアは、「KERSの効果で、現行型を上回る加速と燃費を手に入れる」とレポートしている。